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自治体向けの新しい公共モビリティ

まちペダル

― 呼べば来る、配送型レンタサイクル ―

乗って、まちのどこでも乗り捨てる。通学・通院・買い物・観光をつなぐ、地域の新しい移動インフラ。

ミッション

まちの移動を、
もっと自由に。

家族の送迎に追われる毎日が、家族の時間と地域の活力を奪っている。まちペダルは、自転車の力で「誰もが自由に移動できるまち」をつくる、自治体向けの新しい公共サービスです。

ムービー

2分でわかる、まちペダル。

コンセプト

まちペダルは、
レンタサイクルの"配送サービス"

スタッフが必要な場所へ自転車をお届けし、使い終わったら好きな場所で乗り捨てるだけ。回収も整備も、すべておまかせ。ポート探しも、アプリ登録も、決済もいりません。

01 ― 届く
朝、スタッフが学校に自転車を配置するイラスト

タクシーのように、"来る"。

毎朝、スタッフが学校・駅などの拠点に自転車を配置・お届けします。

02 ― 乗る
生徒が自転車で学校から自宅・駅へ移動するイラスト

そのまま乗って、自由に移動。

通学も、通院も、通勤も。免許もアプリ操作の不安も少なく、誰でも使えます。

03 ― 乗り捨て
夜間、スタッフが各地から自転車を回収するイラスト

どこでも乗り捨て、あとはおまかせ。

目的地(自宅など)で乗り捨てOK。夜間にスタッフが回収し、点検・整備して翌朝また配置します。

名前の由来

"まち"を、ペダルで動かす。

「まちペダル」という名前には、地域の"まち"の移動をペダルの力で支え、まち全体を動かしていきたいという想いを込めています。ペダルがまわるたび、まちの誰かが自由になる──通学する子どもも、病院へ通うお年寄りも、働く世代も。まちのみんなの足になる公共サービスをめざしています。

持続可能な運営

平日は生活の足に、
週末は観光の足に。

同じ車両・スタッフ・運用基盤をひとつの運用で使い分けることで稼働率を高め、収益を最大化。税金に頼りきらない、持続可能な公共サービスを実現します。

平日、生徒が自転車で通学するイラスト
平日 ― 生活利用通学・通勤・通院・買い物など、市民の日常の足に。
週末、観光客がサイクリングを楽しむ写真
週末・祝日 ― 観光利用駅・宿から観光地への周遊、二次交通として。
稼働率を最大化平日と週末で利用の波を埋め、車両を遊ばせない運用に。
収益源の複線化生活利用と観光利用、ふたつの収益で運営コストを支える。
持続可能な公共サービス収益性があるから、長く続けられる。地域の価値向上へ。
運用体制

運用は、すべておまかせ。

配置 → 利用 → 回収・整備 → 再配置。このサイクルをまちペダルが毎日まわします。自治体・学校に運用負担はかかりません。

スタッフによる自転車の点検・整備
点検・整備を徹底専門スタッフが車両を常時メンテナンス
配置された自転車
車両の調達・配置エリア設計から車両調達・再配置まで対応
GPSによる走行ルートの管理画面
GPSで運行を見守り走行データを可視化し、安全・最適な運用へ
料金

料金は、1台あたりの
月額定額制。

まちペダルは、利用者がその場で支払うサービスではありません。自治体・学校・法人が台数分を定額でご契約いただき、住民や生徒は負担なく(または自治体が設定する少額で)利用できます。

一般的なシェアサイクル

利用者本人が、その都度支払う。

アプリ登録や決済が必要で、子どもや高齢者には使いづらい。事業者は採算エリアにしか展開できず、必要な場所に自転車が届かないことも。

まちペダル

自治体・学校・法人が定額契約。
利用者の負担は、まちに合わせて設計できる。

1台あたりの月額定額制。台数×月額のシンプルな契約で、予算計画が立てやすい仕組みです。利用者を無料にするか、少額をご負担いただくかは自由に設計可能。子どもから高齢者まで、誰でもすぐ使えます。

月額定額に、すべて含まれています。

車両提供・配置・回収車両の調達から毎日の配置・回収・再配置まで
点検・整備・修理メンテナンス・修理費用も追加負担なし
保険・事故対応保険加入と事故時の対応体制を完備
GPS管理・レポート走行データの可視化と利用レポートの提供

支払いのかたちは、3つのモデルから選べます。

モデル 1 契約者全額負担型

自治体・学校・法人が全額を負担し、住民・生徒は無料で利用。通学支援や交通空白対策など、公共性の高い用途に最適です。アプリも決済も不要で、誰でもすぐ使えます。

モデル 2 利用者一部負担型

利用者から少額の利用料(自治体が設定)を徴収し、契約者の負担を軽減。受益者負担とのバランスを取りたい場合や、大人の利用が多いエリアに向いています。

モデル 3 自立運営移行型

導入期(目安1〜3年目)は定額契約で利用の基盤をつくり、4年目以降は利用料・観光収益による自立運営へ段階的に移行。公費負担が年々減っていく、"出口のある"設計です。

具体的な料金は、台数・車種(通常自転車/電動アシスト/特定小型)・エリア設計・支払いモデルに応じてお見積りします。
立ち上げ期は自治体・学校・法人さまとの定額契約を前提とし、その後の自立運営への移行まで、収支計画を含めてご提案します。数台からの実証実験プランもご用意しています。

導入の流れ

導入は、小さく始められます。

フェーズ 1

ご相談・現地調査

地域の移動課題やご要望を伺い、学校・駅などを起点としたエリア設計をご提案します。

フェーズ 2

実証実験

小規模な台数・エリアで運用を開始。利用データをもとに効果を検証します。

フェーズ 3

本格導入

検証結果を踏まえてエリア・台数を拡大。地域の移動インフラとして定着させます。

利用シーン

こんなシーンで。

学校の前に自転車を配置するスタッフ
通学に毎朝、学校に配置。帰りは自宅で乗り捨てOK。
学習塾へ自転車で向かう生徒
習い事・塾に放課後もそのまま。行き帰りを自分のペースで。
夕方、自宅の前に自転車を停める生徒
自宅前で乗り捨て玄関先までそのまま。回収はスタッフにおまかせ。
病院の入り口に自転車と特定小型モビリティを届けるスタッフ
通院・買い物に病院・施設の前までお届け。免許不要の特定小型にも対応。
湖畔で子どもたちに自転車を届けるスタッフ
課外活動・観光に合宿やキャンプ、観光地へも必要な台数をお届け。
花火大会の夜、駅前に臨時駐輪場を設営するスタッフ
イベントの臨時輸送に花火大会や祭りの日だけの臨時配備にも柔軟に対応。
活用モデル ― 中学校区での展開

「家族送迎による時間損失」が、
家族の時間と地域の活力を奪っている。

ここからは、中学校区での活用モデルをご紹介します。送迎に追われる「当たり前の日常」が、仕事・学び・地域活動など、本来使えるはずの時間を奪っています。送迎を「家族の負担」から「地域の力」へ。

01家族送迎による時間損失

朝夕の送迎に時間を取られ、仕事や家事、自分の時間が削られる。

02働ける時間の機会損失

送迎時間が長いことで、勤務時間を減らしたり、働くこと自体を諦めるケースも。

03子どもの活動機会を制限

送迎の制約で、習い事や部活動、塾通いなどの選択肢が狭まり、経験の機会が減る。

04地域の担い手が生まれにくい

送迎負担が大きいと、地域活動やボランティアに参加する時間が取れない。

エリア設計

中学校区を、
ひとつのモビリティ圏に。

学校をハブに、地域の移動をつなぎ、少ない台数を効率よく循環させる仕組み。半径4〜5kmの生活圏を、自転車で10〜30分でカバーします。

中学校区をひとつのモビリティ圏として、学校をハブに駅・病院・商業施設・自宅をつなぐ仕組みの図
交通空白 ― 国土交通省資料より

「交通空白」は、
地域と個人の成長を阻む
"見えない壁"。

「交通空白」とは、公共交通の衰退などにより地域から「移動の足」が失われた状態のこと。国土交通省は、その影響を「地域と個人の成長を阻む"見えない壁"」と位置づけています。表面に見えるのは、通学・通院・買い物・旅行に困りごとを抱える人々の存在。しかしその内側では、家族送迎という無償労働を起点に、地域の活力を削る構造的な連鎖が進行している──同省の資料は、この構造をデータで示しています。以下は、同資料に沿ってその要点を紹介するものです。

表面の課題
移動手段の不足通学・通院・買い物・旅行に困りごとを抱える人々
家族送迎の負担主に現役世代が担う「無償労働」。地方部では週10時間以上に及ぶことも
内在する本質的な課題
多大なる「機会損失」
地域の担い手不足、世帯所得・消費の低迷 子どもたちの学ぶ機会や将来の可能性の喪失 高齢者の健康への悪影響・社会保障費の増大 観光消費の減退
地域の衰退都市への人口流出、少子化の深刻化
我が国の活力の減退
週10時間
家族送迎は週10時間の「無償労働」。それだけで法定労働時間の25%に相当する。 資料では、子育てのための家族送迎(登下校・学童・部活動・塾・習い事など)はライフステージに応じて変化しながら週10時間に及び、これは一人あたり法定労働時間(週40時間)の25%に相当すると指摘されています。典型事例(40代女性・子ども2人・要介護の母)では1日の送迎が4〜5回にのぼり、送迎と施設の固定スケジュールに挟まれて、実際に就労可能な時間は1日約5時間に制約されます。 出典: 国土交通省資料「家族送迎による時間損失」(内閣府「育児と介護のダブルケアの実態に関する調査」(2016年)の就業状況データほかをもとにEY・国交省が作成)
約5
家族送迎の行動は女性に集中──男性の約5倍。就労のコア時間帯にも大きな男女差。 社会生活基本調査の実測値では、育児・介護関連の行動者率は特に朝と夕方〜夜の送迎時間帯で女性に集中し、男性の約5倍。就労のコア時間帯(9〜14時)に働いている人の割合は男性51〜55%に対し女性は30〜35%にとどまります。資料は、送迎負担が女性の就労時間を分断・短縮し、非正規雇用や昇進の断念、介護離職を引き起こし、都市への転出も加速させると指摘しています。 出典: 国土交通省資料(総務省統計局「令和3年社会生活基本調査」の実測値、経済産業省「仕事と介護の両立支援に関する経営者向けガイドライン」(2024年)のデータを基にEY作成)
最大8
交通空白地では、「本当はもっと出かけたい」外出の最大8割程度が諦められている。 交通空白地では全ての年齢層に「(出かけられるのなら)本当はもっと出かけたい」という潜在的な外出願望がある一方、外出手段がない・家族に送迎を頼むのを遠慮するなどの理由で、おでかけ(日用品以外の買い物)・趣味・仲間との会合などの3〜8割程度が諦められています。買い物の我慢(1〜2割)や通院の我慢(1割)も確認されており、域内消費・地域活動・生きがいの喪失に直結しています。 出典: 国土交通省資料(デジタル庁 令和6年度「自動運転等新たなデジタル技術を活用したモビリティサービスの社会実装に向けた移動需要の把握に関する調査研究」)
体験格差
「保護者に時間的余裕がない(送迎・付き添い)」が、子どもの学校外体験を諦めさせる主たる原因に。 子どもがやってみたいと思う学校外の体験(部活動・習い事など)をさせてあげられなかった理由として、経済的理由と相まって「保護者に時間的余裕がない(送迎、付き添いなど)」が主たる原因になっており、その傾向は地方部・ひとり親世帯・サポートを必要とする世帯ほど顕著です。さらに小学生の学校外体験の有無は、学業成績のみならず将来の外向性・協調性・情緒安定性や将来所得・学歴と高い相関があるとされ、体験の諦めの積み重ねが将来の経済格差や都市への転出につながると指摘されています。 出典: 国土交通省資料(公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン「子どもの体験格差実態調査 最終報告書」(2023年7月)、経済産業研究所(RIETI) 久米・鶴・佐野・安井による研究)
2.2
社会的孤立×閉じこもり傾向の高齢者は、6年後の死亡率が2.2倍高い。 高齢者にとって自律的に外出する手段を失い、知人との会合など社会活動への参加機会を失うことは、生きがいの喪失(QOLの低下)と身体機能の急速な低下に直結します。外出頻度=活動量の低下はフレイル(心身の虚弱)発症の発端となり、5年間の追跡調査では、外出が週1回以下の高齢者は「ほぼ毎日」外出する高齢者より介護費用が年間7万円高くなることも判明しています。 出典: 国土交通省資料(東京都健康長寿医療センター研究所 桜井良太・藤原佳典(2018年、International Psychogeriatrics)、山梨大学 平井准教授による研究事例)
+0.35
現役世代の可処分時間を1日2時間増やせば、合計特殊出生率は約0.35上がると推定。 こども家庭審議会 基本政策部会の委員資料では、「2024年の合計特殊出生率(1.15)は、可処分時間を2時間増やすことで約0.35、若者の賃金を年率4%増やすことで約0.2上がる」と推定されています(現行「加速化プラン」(児童手当増額・高等教育学費軽減など)による押上げ効果は約0.1)。資料は、「交通空白」解消により現役世代を送迎負担から解放し、可処分時間と稼ぐ力を取り戻すことが、少子化の深刻化に歯止めをかける急務だとしています。 出典: 国土交通省資料(こども家庭審議会「第19回基本政策部会」(2026年2月20日) 柴田悠委員(京都大学)資料)
約120万円/年
要介護2の住民1人を元の生活に留める/戻すことができれば、最大約120万円/年の財源が生まれる。 介護・医療セクターと連携して外出・社会参加の機会を増やすことは、高齢化に伴う社会保障費の増大の抑制につながります。外出支援により要介護リスクの増大を防げれば介護費用を低減でき、要介護度2の場合、その効果は住民1人あたり最大約120万円/年(介護保険の区分支給限度基準額ベース)。移動への投資は、社会保障費を抑える「予防投資」でもあります。 出典: 国土交通省資料(㈱日本能率協会総合研究所 服部真治主幹研究員「地域支援事業を活用した地域づくり・資源開発」、SIP第3期スマートモビリティプラットフォーム ロジックモデルほか)
▲24〜30%
外出しやすい環境をつくった富山市では、アクティブな高齢者層の医療費が約24〜30%低減。 富山市は、市内在住の65歳以上を対象に公共交通を1乗車100円で利用できる「おでかけ定期券」を運用(令和4年度で約1,000人・高齢者全体の20%が利用)。実証の結果、定期券を継続利用するアクティブな高齢者層は、そうでない高齢者に比べ医療費が約24〜30%低減され、医療費の増加傾向も抑制されることが確認されました。外出の活性化が健康寿命の延伸と社会保障費の抑制につながる実例です。 出典: 国土交通省資料「外出活性化による健康寿命延伸と社会保障費の抑制: 富山市での効果評価」

この連鎖は、「移動」から断ち切れる。

国土交通省の資料は、「交通空白」の解消こそ、地方における負の構造的連鎖を断ち切る「鍵」だと結論づけています。
送迎から解放された時間は、働く時間・家族の時間・子どもの体験に変わり、外出できる環境は、健康寿命と地域の消費を支える。
まちペダルは、この"見えない壁"をこわすための、現場からの答えです。

本セクションは、国土交通省「交通空白」関連資料の構成に沿って、同資料に掲載されたデータ・出典を引用し再構成したものです。図表・数値の詳細は各出典をご参照ください。

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